2009世界体操現地レポート・男子本会場練習3

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 現地11日19時00分、男子最終の3班の本会場練習が始まる。日本は跳馬の関口栄一(KONAMI)、平行棒、鉄棒、つり輪の中瀬卓也(徳洲会体操クラブ)、ゆかの沖口誠(KONAMI)、あん馬の坂本功貴(セントラルスポーツ)が、それぞれの持ち味を出しながら集中して練習を行った。
 他国選手において個人総合で目立つのはコッチ(ルーマニア)とワメス(オランダ)以外に見られず、スペシャリストが勢揃いした感がある。リセグワン(北朝鮮)の跳馬におけるカサマツ宙返りと屈身ドラグレスクは圧巻。着地をまとめることはできなかったが、迫力がある。セラスライ(オーストラリア)、ペレボズニコフ(ロシア)、ベルキ(ハンガリー)、スミス(イギリス)のあん馬。ヒポリト(ブラジル)、レジェンドラ(アメリカ)のゆか。ツォラキディス(ギリシャ)、レイバ(アメリカ)の平行棒。モランディ(イタリア)のつり輪。カッシーナ(イタリア)の鉄棒・・・。
 これで男子の本会場練習はすべて終了。全体的に仕上がっていない選手が多い気はしたが、本番では素晴らしい演技を見せてくれるだろう。その本番は13日、男子予選で開幕する。
テムズ川沿いに位置する選手ホテルと会場O2を結ぶ交通手段はボート。
窓の向こうに見えるのがO2アリーナ。