世界体操予選女子2班

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 2班には日本から大島杏子と新竹優子が登場。
 大島のゆか、最初の後方宙3回ひねりでひねりが不足し着地で跳ねる。次の後方宙1回半ひねりでバランスを崩し、次の前宙で横たわる着地になる。気を取り直して3回ターン、後方屈身2回宙、後方宙2回半ひねりをまとめる。実施を含めDスコアに大きく影響し、10.125。
段違い平行棒は最後の演技者として演技を行ったが、屈身イエガーで落下。その後、演技をまとめたが、6回目の世界選手権では出場する2種目に大過失を出し、13.125と残念な結果となった。
 平均台のみ出場の新竹は、後転とび~後方開脚伸身宙返りで落下しそうになるがこらえ、全体的に細かなミスもあったがEスコア8.525で13.625を獲得。現時点で種目別8位。
 アメリカのHONGが段違い平行棒と平均台に出場。段違い平行棒は中盤のフットひねりで大きくゆがみ、本来の構成ができなくなるミス。その後立て直したが最後の伸身2回宙で前に数歩動くミス。13.150。
平均台は、落ち着いた演技を披露し、後転とび連続~後方屈身2回宙返り下りの着地を1歩で抑えた。14.400。
 アメリカのWILLIAMSがゆかと跳馬に出場。ゆかでは後方伸身2回宙返り、後方宙1回半ひねり~ロンダート~後転とび~後方屈身2回宙(着地動く)、後方宙3回ひねり、屈身月面と豪快なタンブリング技を決めて13.900(D5.6)。跳馬は1本目前転とび前方伸身宙返り1回半ひねり(着地でとぶ)。2本目ユルチェンコ2回ひねりの着地をまとめる。
 中国は個人総合としてDENG Linlinが演技を実施。段違い平行棒からの演技で、HONGのミスの後の演技だったが、大逆手エンドー、トカチェフ、イエガー、パクなどを決め、着地もまとめた。13.825。
平均台は素晴らしい後転とび連続からの閉脚後方伸身宙返りで着地を決めて会場が沸いたが、開脚前宙でバランスを崩し左足を大きく上げるミスなどあり、その立て直しに時間を費やし、タイム減点0.1。得点は14.450(D6.4)。ゆかは月面、最後の屈身2回宙の着地を決めて実施の素晴らしさをアピール。14.000を獲得した。跳馬はユルチェンコ1回半ひねりを着地1歩にまとめる。14.075を獲得し、合計56.350でトップに。
 ドイツのBUIは、ゆかのライン減点など細かなミスがあったが、54.175を獲得。イギリスのWINGは地元観衆の大きな声援を受け、大きなミスなく全種目を終え53.875。