W杯カタール国際現地レポート3

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 現地3月22日、男子6種目、女子4種目の予選が行われました。
 送迎バスの関係上、ゆかとあん馬の1班は競技場に到着してから1時間後に競技が行われる日程となっており、ゆかの1班で演技する水鳥選手のウォーミングアップ不足が心配されました。しかし、短時間で調整を行うことができ、最初のゆかで着地などすべて上手にまとめていました。ゆかの結果は15.175と予選2位で通過しました。町田選手は着地の失敗が目立ち13.550の13位で予選通過できませんでした。
 続けて水鳥選手はあん馬の予選にも出場し、14.000の5位で予選通過しました。
 3種目目のつり輪には町田選手が出場しました。十字倒立、中水平など最後まで丁寧に演技をして14.525の2位で予選通過、決勝が楽しみな演技実施でした。
 町田選手はつり輪のあとにすぐ跳馬に出場、全日本種目別優勝者として期待されましたが、1本目のロペス(ツカハラとびを伸身で3回ひねる技)がアカピアン(ツカハラとびを伸身で2回ひねる技)になるなど本来の力を発揮できず、10位(リザーブ2)で予選通過ならず。
 その後は、段違い平行棒が鉄棒に入れ替わり、残りの平行棒と鉄棒の予選が行われました。水鳥選手は、あん馬の演技終了から次の鉄棒の演技開始まで、約3時間半という長時間の調整で試合に臨みました。その結果、最初のアドラー1回ひねりが前方に流れてしまい、次の伸身ヤマワキにつなげられずに落下。その後は豪快にコバチ、コールマンなどの手放し技を決めて巻き返しを計るも、13.925の9位(リザーブ1)で僅かにとどかず、予選通過できませんでした。
 3月23日はゆか、あん馬、つり輪の決勝が行われます。メダルを期待したいと思います。
それぞれ得意種目での予選通過はならず。