W杯フランス国際現地レポート

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 4月7日(水)に日本を発ちフランス・パリに到着した。日本との時差はサマータイムによって7時間、日の出は午前7時半、日の入りは午後9時前といった早春のヨーロッパ特有の昼の長さを実感した。
 翌8日は本会場設営のためパリ市郊外にあるナショナルトレーニングセンター(通称インセップ、INSEP)にて練習を行った。インセップでは大会に参加する男子フランスチームも一緒であった。長旅と時差の調整が第一目標であったが中瀬選手、内村選手の両名はフランス製の器具に対応するため積極的に練習を行った。両選手が器具にとびつくとフランスチームの選手・コーチも練習をやめそれぞれの動きを注目するほど素晴らしい動きを見せていた。
 今大会は、2週間後に控えたヨーロッパ選手権に向けヨーロッパ各国はベストメンバーで臨む大会と目されていた。エントリーリストによるとヨーロッパ勢では、Yan Chucherat、Caranobe(フランス)、Maras、Tsolakidis(ギリシャ)、Zonderland、Wammes(オランダ)、Pegan(スロベニア)、ヨーロッパ以外ではHypolito(ブラジル)、Fokin(ウズベキスタン)、Lyva、Horton(アメリカ)と言った面々がのぼっていた(最終エントリーではない)。また、ロシア、中国は新鋭選手がリストアップされている。
 9日には本会場での練習が始まり、10日(土)予選競技、11日(日)決勝競技が行われる。日本選手は9日の本会場練習後にエントリー種目を決定することとなった。両選手の活躍に期待したい。
練習後の整列
フランスチームと
跳馬のバネと技術についてお互いに確認しあう選手とコーチ