広州アジア大会現地レポート男子個人

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 個人総合出場者水鳥と中瀬は、試合時間に合わせ、13:00に選手村を出発。13:55~ウォームアップホールでアップを行う。
 15:30より個人総合決勝。水鳥・中瀬両選手は、ゆかからのスタート。
第1ローテーション・ゆか
 1番・中瀬、ゆかのバネにあった演技構成を選択し、順調にタンブリングをこなし、最終タンブリング前までは、とても良い実施であった。最終タンブリングの後方2回宙返り1回ひねりの着地でバウンドしてしまい、まさかの着地ミス。ラインオーバーとタイムオーバーの減点を課され、13.100。
 4番・水鳥は、団体戦同様に手堅くまとめ、14.700。
第2ローテーション・あん馬
 3番・水鳥、途中下向き全転向を回避し、終末技のひねりを実施せず演技価値点を下げるも手堅く演技を終える13.900。
 6番・中瀬、入り技バックセアー倒立ひねり下ろし支持をよどみない実施でスタートしたが、続くトンフェイで馬端に足をぶつけまさかの落下。その後は我慢強く終末技まで実施したが、13.050。
第3ローテーション・つり輪
 2番・水鳥、入りの力技から落ち着いた演技を実施し、着地少し動くも良い実施で15.000。
 5番・中瀬、ゆか・あん馬とた手続きにミスを出してしまい、得意なこの種目で流れを戻したいところであったが、期待通りの演技を実施。着地もしっかりと決めて15.100。
第4ローテーション・跳馬
 1番・水鳥、高さのある伸身カサマツとび1回半ひねり(ドリッグス)を跳躍、少し軸がぶれ、着地1歩大きく前方に出し、ラインをオーバー。15.650。
 4番・中瀬、勢いのある助走から、前転とび前方2回宙返り(ローチェ)を跳び、着地も小さく1歩にまとめ16.000。
第5ローテーション・平行棒
 3番・中瀬、得意としている種目であり、棒下ひねり倒立・棒下宙返り倒立・腕支持前振り2回宙返り腕支持(ドミトリエンコ)、屈身モリスエ、後ろ振り前方開脚屈身宙返り腕支持と高難度の技を次々とこなし、自信ある演技を実施15.400。
 6番・水鳥、淡々と演技を実施。途中、後方懸垂宙返りひねり腕支持で軸がぶれ、バーにぶつかるもうまく流れを保ち、着地1歩に抑える14.800。
第6ローテーション・鉄棒
 2番・中瀬、雄大なカッシーナ(伸身コールマン)、コールマン、アドラー1回ひねりから続けてヤマワキ(伸身マルケロフ)と手放し技3つをしっかりと決めて、着地やや動くも15.400。
 5番・水鳥、得意な種目、アドラー1回ひねりからヤマワキ(伸身マルケロフ)、雄大な手放し技カッシーナ(伸身コールマン)、コールマン、コバチと次々と手放し技を雄大に決め会場を沸かせた。その後、リバルコで片大逆手、エンドー1回ひねりを、エンドーに変更し価値点を下げるも着地を小さく1歩にまとめ15.650。
 最終結果、1位に中国・TENG Haibin、2位に中国・LU Bo、3位に日本・水鳥となった。