フランス国際現地レポート

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W杯種目別フランス大会
 現地18日、午前中にサブ会場、午後には、ポディウムトレーニングの実施日。ポディウムトレーニングでは、この大会主管であるフランス体操協会が新たな試みとして、地元の小学生や子供たちに試合会場でトレーニングを見学するイベントが組まれた。ポディウムトレーニングについても、各種目2班に分け、時間帯で区切り実施。見学に来ていた子どもたちは、大いに盛り上がり、試合の日さながらの雰囲気でトレーニングが進められた。
 山室は、サブ会場でアップを行い、ポディウムでは、全体的な流れと前半後半に分け、器具の感触と状態の確認。着地の確認等、ポディウムにてしっかりと明日の予選に向けた調整を行うことが出来た。ポディウムトレーニング後には、サブ会場に戻り、他種目の基本トレーニング等身体を動かし、本日のトレーニングを終了した。
 ポディウムトレーニングが終了し、オリエンテーションミーティングが開催され、今大会主催者FIG技術委員はじめ、参加国の監督・審判が集まり、大会の流れとルールの確認についてミーティングが行われた。
 このミーティングの最後には、現在起きている、日本の災害状況を察し、大会決勝の日、オープニングセレモニーの時に、災害で亡くなられた方々への追悼と、被災者への励ましのメッセージを込め、追悼の儀を行うことに賛同していただけるよう大会主催者側より、参加国に提案。全員一致で、追悼の儀を行うことに賛同された。3月20日の大会開始前のセレモニーにて、実施されることとなった。
 明日は、いよいよ予選。2種目ずつの進行であり、本来であれば、ローテーション通りゆかとあん馬から進行される予定だったが、エントリーの関係上、シャティロフ選手がゆかとあん馬にエントリーされているため、最初の種目は、ゆかとつり輪、次にあん馬と跳馬。最後に、平行棒と鉄棒の順番で予選会が進められる。
 山室はつり輪に出場するため、最初のグループで演技する。明日は、持てる力を全て出せるよう調整したい。