2011世界体操選手権女子ポディウム練習第1班
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注目は2009年ロンジンエレガンス賞受賞のGARCIA率いるメキシコ、個人では元ウクライナ代表のイスラエルのMAKSIUTA、チェコのSIKULOVA、PALESOVAといったところ。
メキシコは近年全体的にレベルが上がっており、今回の練習でもそれを感じさせる演技構成を見せ、世界で戦うのに必要な技をどの種目でも取り入れているが、全体的にまだ粗削りの印象。本番でそれがどの程度の点数に繋がるかが注目される。ミスなく演技をすれば、ロンドン五輪団体枠に必ず入ってくるような予感もして、手ごわい相手になるであろう。GARCIAは平均台を見る限りは何度も確認する姿が見られ、調整に苦しんでいた印象を受けた。ただ、ゆかは曲を変えたようで、好調な演技を見せた。一人若手の選手が難易度の高い構成を見せていたが、安定性がなく、若さを見せていたが、身体条件などのルックスはスターになる要素が高く、注目される。
MAKSIUTAについては、「強い」という印象であり、どの環境、器具であってもやりこなす強さを持っている。跳馬は種目別決勝を狙って二本難易度の高い跳躍技を持っていた。実施こそ不安定であったものの、決めてくれば上位に来ることが予想される。