2013アメリカンカップ現地レポート3

報告者:

■アメリカンカップ現地レポート男子(島田)
2日前にウースターに着いて、3月1日は試合前日のポディウム練習。
男子出場選手は8人
Segio Sasaki(ブラジル)
Oleg Verniaiev(ウクライナ)
Krisatian Thomas(イギリス)
Jorge hugo Giraldo Lopes(コロンビア)
石川 大貴(日本)
Daneii Leyva(アメリカ)
Marcell Nguen(ドイツ)
Jacob Dalton(アメリカ)
練習は午前と午後2回に分けてすることができた。新ルール初の国際試合だが、全員、それほど苦労することなく対応している様子である。選手はオリジナリティに富んだ演技で個性を出している。石川は堂々と自分のペースで練習をこなし、体調も良く、明日の試合がとても楽しみである。彼の健闘を祈りたい。
■リューキンカップ観戦レポート(坂本)
3月1日19:00~21:00ナスティア・リューキンカップがDCUセンターで開催された。明日、予定されているワールドカップ・アメリカ大会(アメリカンカップ)に合わせて同会場で行われる女子だけの大会である。DJが開始30分ほど前から、軽快な音楽に乗って観客席でおもしろおかしく大声で話し、会場を盛り上げる。何回来てもこうした大会の盛り上げ方は本当に上手だ。明日、大会に出場する選手、コーチ、審判も会場に来て興味深く大会を見つめる中、ナスティアの挨拶、国歌のアカペラ独唱、そして1組8人×4組の32選手が、同じナスティアの上下ウエアを着用して入場。選手紹介の後、各種目に分かれ演技が開始された。レオタードもデザインが全員同じで色は、ピンクと黒に分かれていた。得点は10点満点で、その表示も早く、進行も早かった。ゆかは、アクロバットを3コース実施する選手が多かった。追加マットの使用可。跳馬では、背の高い選手のために高さを高くしての実施。段違い平行棒ではそんきょやフットサークルも可とするなど、独自のルールで開催していた。技術的には、日本のインターハイ、国体、インカレくらいに見えるが、中には跳馬で見事なユルチェンコ2回ひねりや段違い平行棒でパク宙返り1回ひねり、トカチェフ~パク宙返りなどを実施する選手もいて会場は大きな盛り上がりとなっていた。喜びや感動を公の場で素直に表現することの少ない日本の大会にも、このような雰囲気が加わってくると、日本の体操界もいい方向に変わっていくのではないかと感じる。