体操男子リオデジャネイロオリンピック日本代表選手 記者会見

報告者:

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体操男子日本代表選手 記者会見
【白井健三選手】
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NHK杯の時点で、ゆかと跳馬で良い点を出せていたので、それほど力まずに今回臨めました。ゆかで良い演技をして代表入りしたい、という自分の目標があったので、そこはしっかり達成できました。
跳馬で中途半端な実施をしてしまったので、ああいうことが今後ないように、また今日スタートラインに立ったと思って、一から練習し直していきたいなと思います。
オリンピックでは、ゆかと跳馬で完璧な演技を目指して、絶対に頼られる選手になるということと、あとは唯一の学生になるので、練習や合宿や試技会から、元気を出して、声を出して、少し暗い空気になってもチーム全体に勢いが戻るような、そういった存在になっていたいと思います。
チームの元気をずっと保てるように、ムードメーカーとして頑張っていきたいなと思います。
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体操男子日本代表選手 記者会見
【加藤凌平選手】
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僕は1ヶ月前に代表に入ったんですけれど、それからメンバーが皆決まっていないので、思うように気持ちを入れてリオに向けてという練習があまりできていませんでした。
こうやってメンバーがそろって、皆が試合をしている中で、裏で通し練習をしてみたりとか、やっと気合が入って、リオに向けて練習できそうです。
僕はスペシャリストのような、爆発的な点数は取れないんですけれど、それでも予選、決勝と、絶対にミスなく、皆から「こいつなら大丈夫」と信頼されるぐらいの、精神的な面で支柱となれるような選手に、これから練習してもっともっとなっていこうと思います。
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【内村航平選手】体操男子日本代表選手 記者会見 (詳細版に差替16.06.07)
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 昨年の世界選手権後に代表内定をもらってから、ようやくここまで来たなという感じです。自分の代表が決まってから、どういうメンバーになるかということを自分の中で予想して、その予想どおりになったので、本当にこの5人が世界でいちばん今強い、日本のチームだと思っています。これから合宿をして、それを本当に証明するために頑張っていきたいなという気持ちでいます。
 オリンピックでは、予選と団体決勝と、間違いなく6種目やらなければいけないので、本当にどんな状況でもミスがない演技をして、チームが盛り上がるような演技をすることが、自分の役割だと思います。そしてたぶんキャプテンになるだろうと思うので、しっかりとチームをまとめられるようにしたいです。
 課題をみつけるのが難しいくらい、ここにいる皆は修羅場をくぐって来ているメンバーなので、自分たちがやるべきこともわかっているし、同じ目標に向かって一致団結できるメンバーだと思うので、本当にあまり課題はないかなと思っています。唯一、健三だけオリンピックを経験していないんですけれど、とくにそれは問題ないかなと思っています。
 僕はオリンピックが初代表だったので、そこが健三と違う部分です。3回も世界選手権を経験した上でのオリンピックで、そして3回とも健三自身、凄くいろんなことを学んで成長してきたような感じがあるので、リオに向けての良い3年間だったと思います。
 その過程を見ているからこそ、リオではしっかりやってくれると、僕だけじゃなくて本当に日本全国民が思っているぐらいの演技をしてくれています。だからこそ「オリンピックだから」というのは健三には関係ないのかなと、僕は思います。
 団体の金を目指しているという選考方法です。凌平に関しては本当に安定感のある6種目をそろえられたからこそ、オールラウンダーで入れたし、健三に関しては2種目で爆発的に点が取れるので、間違いなく5-3-3でやってみたら絶対に入る選手だし、佑典に関しても平行棒、鉄棒で爆発的に取れるので必ず必要。残りの4人で足りない部分というのが、光史のつり輪の得点になるので、だから本当にバランスのとれたチームで、入るべくして入った5人だと思います。
 まだコーチと具体的には話していませんが、ロンドンの時は代表が決まってからすぐに始まった合宿から、凄くギアを上げ過ぎていたので、今回は少しゆっくりめに、自分のペースでやらせてもらおうかなと思っていますが、そこはまだコーチ陣に言っていません。スタッフもロンドンの時からそんなに変わりはないと思いますし、その辺はやっぱりロンドンの反省があると思います。そこは皆、思っている部分だと思うので、とくに言う必要もないのかなと思っています。
 森泉コーチは、森泉コーチしか見ていない視点で見てくれている感じがあります。必要じゃないことは言わないですし、必要なことだけをポンと言ってくれて、その言われた一言で結構変わったりするので、本当になくてはならない存在です。
 日本には素晴らしい選手がたくさんいる中で、5人を選ばなければいけないというのは、本当に難しいことだといます。やはり残る選手もいれば残らない選手も当然いるので、残らなかった選手というのは、やはり何か練習の段階でもっとつめきれてなかった部分とかがたくさんある筈なので、そこを次に繋げてもらいたいなというのと、残った僕たちは残らなかった選手たちの思いを胸に、世界の舞台で一番をとるべきじゃないかなと思います。
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体操男子日本代表選手 記者会見
【田中佑典選手】
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全日本とNHK杯と、点数の貯金があって今回決まって、ホッとしていると同時に、引き締まる思いです。
試合の状況を見ていて、自分の位置というのがわかっていたので、途中、集中を欠いてしまう部分があったので、それが失敗につながったかなと、今日のところは思います。それをしっかり合宿で修正して、本番に臨んでいきたいなと思います。
オリンピックでは、つり輪、平行棒、鉄棒が、自分の役割になってくるのかなと思います。やっぱり、つり輪は中国に離されるという種目でもあるので、どれだけ減点をされないかというところに、こだわりたいと思います。
急にDスコアを、もう2ヶ月上げるというのは無理なので、どれだけ減点されないかというところにこだわって、あと平行棒、鉄棒をミスなく終えて、最後の航平さんに、僕はしっかり鉄棒をつなげたい、と思います。
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体操男子日本代表選手 記者会見
【山室光史選手】
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僕は全日本、NHK杯と終えて、結構ギリギリのラインでいたので、とりあえず代表になれて今はすごくホッとしています。
でも点数をしっかり取らなければいけなかったつり輪で、今回失敗してしまいました。それがオリンピックでは絶対に許されない失敗だと思うので、これからの合宿でミスなく、ちゃんと良い演技ができるようにやっていきたいなと思います。
オリンピックの予選では、やる種目が4種目とか5種目になると思うんですけれど、決勝においては、つり輪で僕がしっかりと高得点を取るというのが、チームにとってすごく活きてくるのかなと思っています。
しっかり自分が高得点を取って、団体の金メダルに貢献できるという種目を準備して試合に臨みたいなと思っています。
(c)zuni