スポーツ選手活用体力向上事業報告:神奈川

■講師 笹田 弥生
■場所 厚木市立依知南小学校
■期日 平成23年7月12日(火曜日)
■対象 小学5年 72名、小学6年 93名 計165名
■趣旨
 本校は、外遊びや運動好きの児童が多く、スポーツ選手に憧れている児童も多いため、児童たちの将来の夢に近づけるような話や、スポーツが苦手な児童でも生涯スポーツとして運動の必要性を感じる事ができるような話を聞くことができればと考えている。
■事業内容(プログラム)の紹介 
 開会行事 校長先生
 模範演技 準備運動になる柔軟から見せながら行った。ゆりかご運動が前転・(約15分) 後転につながり、簡単であるが丸まる力の元になる腹筋が必要なこと、前転開脚腰返しから上体反らしから両手で支持して立つなど手の支えの重要性、柔軟性が運動を容易にするなどつながりと関係を交えて行った。カエル倒立、三点倒立、首倒立、伸膝前転・後転、倒立前転・後転倒立、側転、前転とび等へ、段階的に発展することを実演しながら説明した。
 講話(約30分) 「夢をかなえるまでの道のり」
 実技指導(約30分) (代表児童 約30名)
 閉会挨拶 副校長先生
■報告・感想 
 例年にない早い関東地方の梅雨明けで、エアコン設備のない体育館はかなり蒸し暑かった。子供たちへは学校からの要望通り最初に模範演技を披露してほしいと言う趣旨で、器械運動が体操競技へと発展すること、日常に無い運動形態であるため恐怖心を伴うこともあり、支持力・柔軟性が特に必要になることを、簡単な技を披露しながら説明した。
 模範演技で興味を持った子供たちは、続く講話である「夢」に関する話もよく聞いてくれた。しかし、体育館の暑さと話しの集中力が落ちた頃を見計らって、実技指導へ転換した。今回の依知南小では、希望者を指導の対象としたので、全員ではなく希望をした5・6年生各15名程度の約30名の子供たちで行った。
 前転・後転を主にしたマット運動で、跳び箱1段を置いて高低差を利用して行った。後転は跳び箱を利用してゆりかご運動から落下を利用して首に負担をかけないようにした。怖がったりしてしり込みする児童もいたが、励ましながら側転まで行った。最後に参加できなかった子供たちのために倒立の練習をするときの補助者の位置などワンポイントを伝えた。
 暑い中、同席しお手伝い頂いた厚木市教育委員会の八木様、依知南小の校長先生はじめ各先生方ご協力頂きありがとうございました。