スポーツ選手活用体力向上事業報告:埼玉

1)講師 笹田弥生
2)場所 埼玉県川口市立桜町小学校体育館
3)期日 平成24年9月21日(金)
4)対象 5年生 40名、6年生 39名  合計79名
5)趣旨
 本校の児童は明るく、やさしい児童が多いが、運動習慣のある児童とない児童の二極化が見られる。本事業の実施を通して、スポーツの楽しさを味わえるとともに、児童が主体的にスポーツに親しむ素地を形成したい。
6)事業内容(プログラム) 
 13:45 開会行事(担当教諭挨拶、講師紹介)
 13:50~ 講話「器械運動の楽しさについて」
 14:05~ リズム体操(全員で)
 *器械運動に必要な柔軟性・首倒立・カエルの足たたき等(全員で)
 *マット運動(5年生)  動物歩きを取り入れ、高低差を利用するため跳び箱1段を置き、前転系を中心に練習する。台上からマットへの前転、台上での前転、台を越しての前転、開脚飛び越し、マット上での前転等
 *マット運動(6年生) 5年生を見学した後なのでさらに跳び箱2段で上記と同様に前転系を実施した。跳び箱運動へ進むため、ゲーム的なステージへのよじ登り、ステージからエバーマットへ飛び降りることを、マットの課題の後に加えた。開脚飛び越し、横向き両足飛び越し往復、台を利用した側転の導入など。
 15:05~ 倒立への挑戦(全員)
 誰でも出来る二人組みでの逆立ち体験。あらかじめ着手し振り上げ足を上げた姿勢で、その足を横から補助者に持ち上げて踏み切り足を床から離した逆立ちの練習。
 15:15~ 閉会行事(講評、代表児童からお礼の言葉、挨拶、クラス毎に記念撮影)
 15:30 終了、解散
7)報告・感想 
 9月に入ってからも残暑が続いていたが、この日は朝方雨も降り少し過ごしやすい気温となったが、午後の教室となったので少し蒸し暑さは残っていたが、子供たちは元気よく昼休みに外遊びをする姿が見受けられた。2学年合同の教室であったが、比較的、体格が小柄な5年生と対照的に6年生は身長も体も大きく、1学年の体格差が感じられた。講話は、器械運動の楽しさを中心に行ったが、ロンドンオリンピックの体操競技の記憶も新しいので体操競技というオリンピック種目に発展するスポーツであることを紹介した。
 多くの実技を体験してもらうため、準備運動のリズム体操・基本運動は全員で行い、マット運動を中心とする5年生を先に、6年生はその場で待機し見学をしてもらった。交代して6年生は、見学していた内容プラス跳び箱への発展を狙いに、跳び箱の段を増やして接転系運動を行った後、基本となる開脚飛び越し、台上前転等を行った。
 基本運動で両手にしっかりと加重しお尻を高く上げられることを体験し理解を深めた。またカエルの足たたきで回数を増やせるようになることで逆立ちが出来るようになること等を説明し、今後の課題とした。
 2学年分かれての実技練習では見学している学年に飽きないよう声をかけたり、質問をしたり、体の大きな6年生には、走る機会を増やしスピード感ある実技練習を実施した。約1時間15分程度の短い教室ではあったが、子供たちは元気良く時にはハーハーしながら頑張ってくれた。
 6年生の比較的大きな子供たちも少し頑張れば課題が出来ることが、これからも器械運動への積極的な取り組みにつながってくれることを祈ります。
 教室に協力してくださった高見先生はじめ、先生方ありがとうございました。