いわてスーパーキッズ発掘・育成事業報告

1.講師:赤羽綾子
2.場所:岩手県盛岡市 旧盛岡短大体育館
3.期日:2011年10月22日(土)   
4.対象者: 中学1年生30名(男女)13:00~15:00
       小学6年生37名(男女)15:00~17:00
5.趣旨
 参加者は体操競技を専門とする子供ではなく、他種目(野球、陸上、ラグビー、バレーボールなど)スポーツを行っている子供たちである。体操競技のトレーニングや、器械運動で実施している授業レベルの運動を通じて、バランス能力の向上や、運動をするうえで基本となる正しい姿勢の作り方などを指導することにより、さらなる運動能力の向上と、各自が専門としている種目に変換、応用に役立てること、新たな動きの発見ができるようにすることを目的とする。
6.事業内容(プログラム)の紹介と指導内容
 事業プログラムについては、いわてスーパーキッズ発掘・育成事業で考案されたものがあり、各種目(マット、跳馬、段違い平行棒・鉄棒、平均台)に専門の指導者がおり、子供たちを4つにグルーピングし、各種目15分ローテーで行った。
 10分程度の講話後、全員で準備運動をおこなった。その中に動的柔軟性、2人組での体ほぐし運動、ステップ、手脚をリズミカルに動かす、スタビライゼーショントレーニング、ゆりかご腹筋、背筋運動を30分~40分程度実施した。この準備運動では、器械運動や体操競技の基礎的な運動やトレーニングに結びつくものを、遊びの感覚で実施した。その後4種目に分かれてそれぞれの課題をプログラムに沿って実施した。私は、平均台を担当し、バランス運動と姿勢についての運動を中心に指導した。まず床やマットの線上で縄跳びを実施し(一重跳び、二重跳びは全員問題なくできた)、それを踏まえて平均台上での縄跳びを実施させると、条件が変わると、いつもできている運動が難しく感じたり、失敗してしまったりすることを実際に体験したうえで、姿勢と体幹の重要性について説明した。その他平均台上での四足歩き(前後)、マットで実施したゆりかご腹筋を平均台上で実施し、V字バランスから立ち上がりの方法を指導した。
 
7.報告・感想
 運動能力のある選抜された子どもたちだけに、与えられた課題を積極的に取り組んでいた。柔軟性や、空中感覚、空間感覚(人や器具との距離感含む)のトレーニングについては、もっと早い時期に実施する必要性があると感じた。小学生のうちは男女の運動能力差はあまり見られず、中学生かと思うような女子児童でも、運動に取り組む積極性や、新しい課題にも怖がらず挑戦していく好奇心、興味があることを強く感じた。今後も種目に特化せず、もう少し低年齢層のキッズたちからも、このようなプログラム事業を積極的に実施すると、柔軟性や正しい姿勢づくり、空間での身体操作などの能力がより引き出すことができ、この事業プラグラムの目的も一層効果が上がるのではないかと感じた。