スポーツ選手活用体力向上事業報告:福岡

1)講師 渡邊光昭
2)場所 福岡県 千鳥小学校
3)期日 平成24年9月24日(月)
4)対象 5年生~6年生(160名)
5)千鳥小学校趣旨
 千鳥小では現在、子ども達の体力向上をテーマに全校で様々な取り組みをしている。6年生の体力の現状としては、連結能力・バランス能力が低い。そこで巧緻性が最も効率よく身につくこの時期に、日頃経験の少ない種目に出会うことで、関心を高め新しいスポーツにチャレンジする子どもが一人でも増えることを期待する。
6)報告
 小学校側より、5年生、6年生合わせて160名の一斉指導を依頼されたが、器具、スペース、実技の実施回数から見て満足いく指導は難しいだろうとの判断から5年生、6年生を学年事に分け90分指導を2回実施した。よって一人当たりの実技実施回数も多く取れ、有意義な指導となった。
 普段、あまり体験したことの無い体操という種目に生徒たちは最初戸惑っていたようであったが、順序を追って技が出来ていく感覚が身に付いていくと、目の色が変わったように積極的になり時間を忘れたように練習に取り組んでいった。子どものやる気と上達の早さに驚かされた指導時間であった。
 また、講話では『スポーツの楽しさ』について15分程度話しをした。まず、スポーツも含めあらゆる物の中から好きのもの(好きな事)を見つけることが大切で、見つけたら自身が満足いくまで続けること・・・・続けることの大切さの話しをした。学年的にも理解できる内容で話すことが出来たので、生徒は飽きる様子も無く集中して聞いていた。
(指導内容)
5年生(90分)・6年生(90分)一斉指導
 ●ウオーミングアップ
 ●柔軟運動
 ●いろいろなジャンプ(ひねり、抱え込み、馬跳び股潜り)等々
(主運動)
 ・マット運動Ⅰ・・・一人で倒立(段階指導にて補助なしの倒立にチャレンジ)
 ・マット運動Ⅱ・・・前回り(前転)後半部分~前半部分の分習練習と通しての練習
 ・跳び箱運動Ⅰ・・・体育館舞台を使い、抱え込み跳び乗り(踏み切り板を強く踏み~舞台へ跳び乗る)
 ・跳び箱運動Ⅱ・・・開脚跳び動作を舞台で実施(踏み切り板を強く踏み~舞台へ跳び乗る。開脚姿勢で着地)
 約90分間生徒は集中力も途切れず一生懸命楽しくチャレンジしていたのが印象的でした。これをきっかけに更に体操のみならず他の運動にも興味を持つ生徒が増えてくれることを期待したい。