スポーツ選手活用体力向上事業報告:千葉

1)講師 水島宏一
2)場所 千葉県柏市立柏の葉小学校
3)期日 平成24年11月2日(金)
4)対象 1学年82名/2学年49名/3学年43名/4学年41名/5学年26名/6学年14名 計255 名
5)趣旨
 児童は,中・高学年を中心に運動に関しての意欲が高い様子が見受けられる。そのような児童たちがスポーツ選手の技を見たり講義を聴いたり,実技指導を受けたりすることは、児童の運動への関心をさらに高め、主体的に体力を高めようとする意欲につながると考えられる。
6)事業内容(プログラム)の紹介 
 この小学校は,今年4月に開校された小学校である。子どもたちのことを考えた最新の設備を完備した施設になっていた。まず、すばらしい施設のひとつである観覧席が設置された大きな体育館で全校児童に対して体操競技の魅力について講話を行った。その後1年生,2年生,3年生,給食後に4?6年生に対してマット運動の実技指導を行った。
 指導内容は,1?2年生の低学年には,マットを使った運動遊びで回転技(前転・後転)に役立つ動物歩きを中心に,その運動をゲーム的に行い,児童に興味を持たせながら支える力を身に付ける運動を経験してもらった。当然,転がる運動の「ゆりかご」の運動もゲーム的に行った。
 3年生には,器械運動として授業名と位置づけられていることから,回転技の前転を中心に指導を行った。とくに,スピードをつけて起き上がることを身につけるために,前転をした後にいろいろなポーズなどを課題として設定して競争した。
 最後に4?6年生に対しては,倒立技のひとつである「側方倒立回転」の指導を行った。指導の中心は,学習指導要領解説書に掲載されている腕立て横跳びこしから側方倒立回転へと発展していく,指導過程を経験してもらった。
 1?6年生まで,技の系統性をもとに指導した。全体的に活動的な児童であったこともあり,「はじめてできた!」とか「きれいにできるようになった!」などあちこちで聞かれるような,子どもたち自身からどんどん練習する活発な活動ができた。
7)報告・感想 
 給食後には,給食を一緒に食べたクラスの子どもがスポーツ大会をいきなり教室ではじめ,腕立て競争や腹筋競争など私を楽しませてくれる活動をしてくれた。
 本当に明るく,活発な児童たちで楽しく事業をさせていただいた。