スポーツ選手活用体力向上事業報告:神奈川

1)講師 笹田弥生
2)場所 神奈川県鎌倉市立大船小学校体育館
3)期日 平成24年11月19日(月)
4)対象 2年生 70名
5)趣旨
 現在、日常的な運動機会、運動場所が限られており、運動をするのは体育の授業のみという児童も少なくない。そこで本事業により、児童にとって憧れの存在であるトップアスリートの講話・実演・指導をとおしてスポーツとふれあうことで、普段運動をしない子どもたちが、今後自主的にスポーツを行うきっかけをつくることや、将来の夢や希望、具体的な目標を持ち、日々の学習や生活に活かすことを目的とする。
6)事業内容(プログラム) 
 10:00~ 教室開始
 開会行事
 10:10 講話「スポーツ・体操の楽しさ」について
 10:30 実技指導
  ①ウォーミングアップ~リズム体操
  ②技を習得するための基本的な運動 
  ③マット運動等
  ④クーリングダウン
 11:55 閉会行事
 12:00 教室終了 
 終了後 教室にて、給食を一緒にとる
7)報告・感想
 教室当日は今シーズン一番の冷え込みの日で、体育館もさすがに寒く、子供たちは個々に防寒対策をして集まって来た。小学2年生の教室なので講話では、退屈にならないように、自分の小学2年生前後の体操を通しての生活から、スポーツに熱中していった選手時代の経験等を、興味を引くように質問をしたりしながら話した。寒さもあり、なかなかじっと話に集中できない子供もいたが、熱心に耳を傾けてくれる子供も多かった。
 準備運動としてのリズム体操も、当初は初めての動きに真似が上手くできるか心配したが、曲がかかると寒さも忘れ楽しそうに笑顔で元気に動いてくれた。
 基本的な両手でしっかり支持すること、柔軟などをして能力等を確認しマット運動へ導入した。すぐに技に入るのではなく、体つくり・感覚つくりのために四つん這いの運動を種類多く体験してもらった。続けて跳び箱1段の障害物を置き高低差を利用して、前転・後転・開脚とびの習得を狙いとして、ゆっくりと丁寧に練習した。初めて後方に回ることで恐怖心を抱く子、早く早くと後ろから急かされ泣いてしまう子など、低学年ならではのハプニングもあったが、最後には「もう1回やりたい!」と積極的に発言する子が多く出たことは嬉しかった。
 用具の片付け及び体育館退場時等、多くの子どもらが「ありがとう!」と気持ちよく言ってくれたのが、とても印象的でした。
 教室開催に当たり、間に入って用意いただいた鎌倉市教育委員会の澁谷様、大船小学校の先生方大変お世話になり、ありがとうございました。