2015新体操モスクワ・グランプリ等レポート3

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日本からは強化選手の喜田純鈴(エンジェルRGカガワ日中)と柴山瑠莉子(イオン)が出場。
喜田は最初の種目ボールのMで落下。足持ちローテーションで早めにかかとがついてしまったり、ラストのMはボールが流れ、なんとかキャッチするなど、いくつかミスが出たが14.616。

クラブではダンスステップコンビネーションやMでの落下があり、13.500。

3種目目のロープでやっと落ち着いてきて、出だしのMを決めると、足持ちのローテーションもよく回り、得点を15.000に乗せた。

最終種目のフープは昨年とほぼ同じ作品のため、動きも良く、14.483。
後半種目で伸びやかさが出てきた。

柴山はロープの種目から。
前半は落ち着いて演技していたが、DERの足投げで、大きく後ろに飛んでしまい、落下。13.600

2種目目はフープ。足蹴り転回で落下し、胸打ちのジャンプでも落下。
緊張から判断が悪くなっている感じであった。12.250

3種目目のボールから、少しずつ落ち着いてきた。ローテーションの軸のズレなどはあったが、落下はおさえて、14.400。

最後のクラブの種目は、柴山らしい伸び伸びとした演技で、14.700。

結果は喜田が6位。
各国1名しか正式順位とならない仕組みのため、柴山は数多く出場した他のロシア選手の下につけた。
ふたりとも前半種目に過度の緊張があったが、後半に向かって落ち着いていくという状況であった。
難度のこなしや表現力も悪くなく、喜田はより伸びやかに、あせらずやっていくことが必要であろう。柴山に関しては、リスキーな技と、ローテーションの数を増やしていくことが重要になっていくと感じた。
審判員からの評価も高かったので、今後も少しでも多くの大会に出していくことで強化を図っていきたい。