W杯ポルトガル新体操国際現地レポート3

報告者:

 現地5月1日、W杯ポルチマン大会(ポルトガル新体操国際)種目別決勝が開催された。
ボールの一番目に登場したのはフランス。1カ所小さなフープの落下があったが、美しさをアピールして26.250。
スペインは前半わずかなキャッチの移動があったが、作品が練られており、出来も非常に良かった。しかし得点はいまひとつ伸びず26.125。
ベラルーシは3カ所の小さな落下があった。もたつきも見えたが26.700。
イスラエルはほぼミスのない演技。エネルギーは少し足りないようにも感じたが27.300。
ブルガリアは後半の難度でミス。交換もキャッチミスがあり、焦りからラストの見せ場でもミス。作品の良さでカバーし、26.475。
イタリアは後半のコラボレーションで落下。少し元気がなく26.900。
日本は、団体総合の時にD1(難度点)が低かったことを反省に、しっかりと難度も見せようという姿勢が感じられた。前半、中盤と良い出来で、このままいってくれればと思ったところで投げのミス。交換時であったが、処理しきれず落下。ラストの交換でも2人が落下し、25.975。後半しりすぼみになる傾向があるので、その点の改善をしなければならない。
ロシアにもミスが出た。動きは良かったが、交換が短くなり、必死でキャッチしたが、直後のフェッテピボットで跳んでしまう。リズムが崩れ、見せ場のコラボレーションもうまくいかなかった。しかし、大きく崩れることはなく28.350。
終わってみれば、ロシアに続いてイスラエルが2位に入るという結果となった。
1位ロシア
2位イスラエル
3位イタリア
4位ベラルーシ
5位ブルガリア
6位フランス
7位スペイン
8位日本
2種目目のリボン&フープはイスラエルが試技順一番。キャッチでのわずかな移動はあったが、通常通りの手堅い演技を見せた。しかし得点は伸びず26.300。
ベラルーシは中盤からリボンに結び目ができた。ほどくことはできなかったが、結び目ができたなりの操作、投げを行い、最後までどうにかこらえた。26,950。
ブルガリアはリボンをなんでもないところで落下。その後もフープやリボンの落下があり、リスクがらみのコラボレーションではリボンがぐちゃぐちゃになってしまう。キャッチの移動も多く、25.175。
ロシアはパンシェターンで一人が崩れた。中盤からリズムが崩れ、キャッチの移動も多数あった。しかし、今年のロシアは大崩れせず、持ちこたえることができるチームという印象で27.950。
日本はここにきてやっと良い出来を見せられた。後半の投げが小さくなり、不正確な受けとなったのは残念だったが、美しい演技を見せられ、26.700と、今大会では初めて、そして前大会のニジニノボゴロド大会に続いて2大会目の26点超えを果たした。
スペインは迫力ある演技であった。キャッチの移動や操作ミスはあったが、作品が非常に面白い。26.050であったが、一番驚異に感じるチームである。
イタリアはキャッチの移動や、エシャッペ投げでスティックにリボンがからまるミスが出た。27.650。
スイスは若干手足のさばきが美しくない印象であるが、伸びやかな演技で26.325。
結果は
1位ロシア
2位イタリア
3位ベラルーシ
4位日本
5位スイス
6位イスラエル
7位スペイン
8位ブルガリア
日本は3強に次ぐ4位。しかも3位のベラルーシとの差はわずかで、ミスが出なければ26点後半の点数を得るところまできた。ボールではイスラエルが表彰台にのぼったこともあり、今大会は3強と中堅国の差がぐぐっと縮まった感がある。
ロシアは頭ひとつ抜けているが、イタリアやベラルーシも安易にミスができない状態になっている。ミスをしたら負け。ミスのない中での精度のアップを目指していかなければならない。
結果