W杯イタリア新体操国際レポート

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現地4月13日、W杯イタリア新体操国際ペサロ大会一日目は団体総合前半と個人総合前半が行われた。
(団体総合前半=ボール5)
日本からはフェアリージャパンPOLAが出場。
全体的には大きなミスはなかったが、キャッチの移動や、落下ミスに見えるあいまいなキャッチが2箇所あった。いずれも、すぐに転がしたり、座でキャッチしたりしてごまかしてはいたが、落下ミスと捉えた審判員もいると思われる。また難度が不明確な箇所もあるので、これらの点は改善していかなければならない。
審判員からは、「音楽や振り付けといったプログラムとしては非常に良いので、あとは交換や連係を明確にすることが重要」という、今後に自信が持てる評価をいただいた。
得点は26.550で、ドイツと同点5位につけている。
1位で折り返したのはロシア。連係で小さな落下があり、交換での足キャッチでも落下ミス。フェッテピボットでの跳び等のミスはあったが、難度の大きさや、連係の複雑さから言えば、イタリアに勝っているであろう。27.975
2位にイタリア。連係で落下。キャッチでの移動などがあった。27.600
3位はベラルーシ。エネルギーのある演技をしていたが、一箇所落下ミスをしてしまった。27.400
4位はイスラエル。連係で細かな落下ミスがあり、両手取りも多かったが26.950を出している。
日本と同点5位はドイツ。ほぼミスのない演技だった。26.550
7位にフランスとギリシャが並んでいる。26.400。フランスはキャッチに移動が見られ、小さな落下もあった。ギリシャはほぼミスのない、エネルギーのある演技を見せた。
9位にスペイン。前半の交換で投げが乱れ、座でのキャッチで場外。すぐにボールを予備手具に差し替えて、後半は持ちこたえた。26.325
ウクライナはフェッテピボットで落下。連係でも落下して、少々バラバラとした印象になり25.650
ほかにカナダ、イギリス、アゼルバイジャン、ウズベキスタンの参加があったが、10位のウクライナまでは混戦模様。ミスが出れば下位に沈み、出来が良ければメダルの可能性もあるところへグンと上がるという状態である。
明日は後半種目のリボン3&フープ2が行われ、ボール5との合計得点で団体総合順位が決定する。