第67回全日本新体操選手権大会女子レポート④(団体総合)

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団体総合決定の日となった。昨日のクラブ10の種目の得点に今日のボール3+リボン種目の得点合計により団体総合が決定される。
各チームとも上位10位を獲得するためより確実に演技を実施するようにユニバーシアード目指して激戦が繰り広げられた。
1日目は単一手具の種目であったが、クラブは2本を操作する難しさがある。
2日目、今日の種目はボールとリボンの2種類の手具で交換や、連携などにも手具操作の確実さが要求される。構成にもクラブとは違った手具の活用、ダンスステップ、連携要素、DERの形が見られた。上位のチームは交換時の移動がなく確実に交換していた。
連携にも工夫が見られた。回転と投げを伴ったダイナミック要素をDERと称している手具の投げの間に回転要素を組み入れスピード感があふれる演技となっていた。
団体総合1位となったのは東京女子体育大学で、曲想に合った動き、多様な連携のある魅力のある構成となっていた。実施は確実さが要求される。昨日2位の国士舘大学は今日の種目で安定した実施を見せ、最高得点16.40点をマークしたが総合で2位となった。日本女子体育大学はリボンのラインを使った工夫のある構成であったが、ボールの落下ミスが見られ、3位となり大学生チームが上位を占めた。それに続くすみれRGが4位となり、昭和学院高校が5位と高校生の活躍が見られた。
上位10位までの大学がユニバーシアードの日本代表決定戦に出場することとなる。上位3チームと6位の武庫川女子大学、8位の花園大学が出場権利を獲得した。決定戦に向かって、世界の舞台で羽ばたくために各チームのこれからの成長を期待したい。
優勝 東京女子体育大学
2位  国士舘大学
3位  日本女子体育大学
【写真提供:臼井俊範】