【合宿レポート】男子新体操全国指導者選手合同合宿 関西会場

報告者:

実施場所 花園大学 真人館
実施期間 2015年2月14・15日
今年度も昨年、一昨年に続き中部・関西・中国・四国地方より約130名の選手・指導者の参加があり、2日間に渡り、選手・指導者とも真剣に取り組んでいる姿が見られた。
1日目
3時間行われたアクロ体操の講習では、初めは全員緊張気味でしたが組体操の練習を徐々に行っていくうちに緊張もほぐれたのか、楽しみながら、しかし全ての技に全員が集中して挑戦していた。今回のアクロ体操の講習は昨年度のアクロ体操の講習の延長線上にあり、より実践的な技が多く、新体操にも活かせるものが多かったように感じた。
2日目
小畑秀之先生によるタンブリング講習では、体の使い方から始まり、タンブリングの基礎、質疑応答など3時間にわたり行われた。この講習は運動生理学、運動学、バイオメカニクス等の理論的なものと具体的な実技講習が合わさっており、選手はもちろん指導者にとっても大変勉強になる講習であったと思う。特に今までタンブリングに関して男子新体操ではそこまで理論的に考えられていないと感じており、今後の更なる発展の可能性が見えてくるような講習内容であった。
1日目、2日目ともに男子新体操の各講師の先生、サポートの中京大学、花園大学の学生による、男子新体操の実践的な講習が行われた。今年度は特に個人に関してはより実践的な演技の講習が行われていたと感じ、また、新しく団体の講習時間も設けられていたが、思いのほか団体講習希望者が多かった。各個人やチームごとに練習に励んでいた。
 今回の合同合宿では初参加のチームもいくつか見受けられた。講習によって指導者・選手のレベルアップを図り、指導者・選手の交流などによって親交を深めることができたと思う。今後の男子新体操にとって有意義な時間であったことを願いたい。
<写真提供:臼井俊範>