【レポート】Chacott CHAMPIONSHIPS第34回全日本ジュニア新体操(男子)

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男子個人総合を制したのは、昨年度準優勝の佐久本和夢選手(君津新体操クラブ)。
昨年度は前半2種目で単独1位であったものの、後半2種目でミスを連続してしまい優勝を逃してしまった。今回は前半2種目を昨年同様ほぼ完ぺきに演技し、後半のロープ、クラブにかかってきた。後半最初のクラブでは、少し硬さが見えたが、主要な要素や難度をしっかりとこなした。ロープでは勝利を意識したのかキャッチングで若干の乱れがでて、落下してしまい種目別では3位となってしまったが、彼の優勝を脅かすほどの減点とはならず、個人総合初優勝を果たした。
準優勝はシュテル新体操クラブの森園颯大選手で、彼も小学生時代から注目の選手で、今回4種目とも安定した演技をこなした。
3位には、国士館ジュニアRGの森谷祐夢選手が小柄ながら大きく美しい身体づかいで見事表彰台に上がった。
近年の上位入賞者には手具操作や動きの基本を大切にする選手が増えてきて良い傾向であると感じる。中位以下の選手の指導者も見栄えだけでなく、今後の上達のため基本をもう少し大切に構成してもらいたい。
団体を制したのは神埼ジュニア新体操クラブが初優勝。ジュニアとしては全体的に体幹が鍛えられた動きで、要素、難度とも安定し、尚且つ強弱のある演技を披露した。準優勝には、同大会団体の三連覇の実績のある井原ジュニア新体操クラブが獲得。優勝候補であったが、転回難度での尻もちなどの実施ミスが出るなどした。3位はダイナミックな演技を披露し、JKA芦北ジュニア新体操クラブが入った。
大会成績など
男子新体操委員会