2019新体操日本代表選考会・レポート②(個人)

報告者:広報委員会 藤野朱美

【ジュニア個人】

2種目を終えて暫定1位につけているのは鈴木菜巴選手。
両種目ともに安定した演技を披露した。どの選手もロープには苦戦していた印象を受けたが鈴木選手は大きなミスなく纏める。ロープをしっかりと張った状態で丁寧に操作し、1つ1つの動きが明確であった。ボールの演技でも1つ1つ丁寧に演じ、AD(手具の難度)を動きの繋ぎにうまく組み込み確実に得点に繋げる。
ロープ14.650 ボール15.400

2位につけたのは喜田未来乃選手であった。
ロープの演技では演技前半は流れる動きで美しく演じたが、演技後半にかけて音楽に遅れていたのか、演技の終末が不明確であった。それ以外は大きなミスには繋がらず纏めた。
ボールではピアノとヴァイオリンの繊細な音楽にのせて美しく舞った。柔らかい動きの中にもアクセントを感じる動き方は魅力的である。ミスなく纏め上げた。
ロープ13.750 ボール15.450

3位は生野風花選手。
ロープでは細かいミスが目立ったが、ボールではロープのミスを挽回する演技で得点を伸ばす。関節可動域が広く身体難度がとてもクリアで明確にカウントできる。動きがしなやかで伸びやかな演技は見ていて心地よかった。
ロープ13.050 ボール15.250

【シニア個人】

1日目首位につけたのは柴山瑠莉子選手であった。
1種目目のフープでは今一つ得点が伸びず4位と出遅れたが、2種目目のボールで18点台に乗せ一気に首位についた。フープの演技では大きなミスはなかったものの少し動きが硬かったように感じた。ボールの演技は会心の出来栄えであった。ボールが体の一部のように扱われ、情感豊かにプログラム通りの演技を演じた。
フープ16.950 ボール18.000

2位は山田愛乃選手。
フープでは伸びやでダイナミックに演じ、Dスコア10点台を叩き出す。長い手足を活かした伸びやかな演技で会場を魅了した。ボールはサンバの軽快なリズムに乗せて演じた。演技週末で大きく蹴り上げたボールが遠くに行き過ぎたかと思ったがキャッチ。大きなミスなく纏めた。両種目とも思いっきりのいい演技は見ていて気持ちがいい。
フープ17.800 ボール16.500

3位には猪又涼子選手がつけている。
両種目ともに素晴らしい出来栄えであった。次々と行われる難度要素を正確にこなす。練習の裏付けが感じられる演技であった。リスキーな投げ受けや手具操作を意図も簡単にこなしているように見えるが、どれだけの時間を費やしてきたのだろうか。演技が終わった後の歓声と猪又選手の笑顔が物語っていた。
フープ17.350 ボール16.800

ジュニア、シニア共に明日はクラブとリボン。
両種目ともに何が起こるか分からない種目であることは間違いない。そしてミスに対しての減点が多いことからまだまだ僅差の戦いであると言える。全ての選手が力を出し切った結果が明日の順位へ繋がることを望む。

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