2019新体操日本代表選考会・レポート①(団体)

報告者:広報委員会 藤野朱美

4/20・21に高崎アリーナにて開催中の日本代表選考会1日目は、シニア団体ボール5・ジュニア個人ロープ/ボール、シニア個人フープ/ボールの演技が行われた。

【団体ボール5】

1日目首位につけているのは東京女子体育大学。
試技順1番目に登場。同時性に優れ、スピード感と躍動感に溢れる演技で観客を魅了する。演技中盤ヒヤッとする場面もあったが大きな減点には繋がらない対応で乗り切った。コラボレーションリスクが間髪入れずに次々と行われる中大きなミスなくプログラム通りの演技を纏め上げた。「感謝の気持ちを込めて自分たちの演技をします!」と明日へのコメントを残した。
D1-2  5.700 D3-4  10.000 E 5.300 得点21.000

2位につけたのは武庫川女子大学。
昨年の全日本選手権大会優勝チームである。独創的な演技構成には定評があり、リスキーなコラボレーションリスクを次々と成功させ会場が沸く。大きなミスなく演技を纏めた。
選手たちのコメントは、「今日の演技では練習通りできた。明日はまた違う雰囲気の演技を魅せ、練習の成果を出し切りたい。」
D1-2  5.400 D3-4  9.000  E 6.050 得点20.450

3位には国士舘大学がつけている。
音楽にあった演技構成で観客を魅了した。身体難度も重心が引きあがり美しい実施であった。大きなミスには繋がらない少しの移動などが惜しまれる。自分達のベストの演技ではなかったと今日の演技を振り返り、練習してきた事を出し切りたいと明日への意気込みを語ってくれた。
D1-2  5.300 D3-4  9.200  E 5.700 得点20.200

4位は日本女子体育大学。
伸びやかで美しい演技であった。中盤のミスが惜しまれる。演技をきちんとやり切りたい気持ちとしっかり修正して明日へ向かいたいと、選手たちのコメントから明日への意気込みを感じた。
D1-2  4.800 D3-4  8.800  E 6.000 得点19.600

5位は中京大学。
大きな落下ミスなく演技を纏める。自分たちで演技を創作しているところが中京大学の特徴で、明日も自分たちの力を出し切りたいとコメントを残した。
D1-2  5.000 D3-4  7.400  E 4.4500 得点16.850

6位は日本体育大学。
演技前半にコラボレーションリスクで落下ミスがありボールが場外へ。落下ミスによりEスコアが伸びなかった。選手コメントでは、前半にミスが重なった。明日は自分たちらしい演技をしたいと意気込みを語る。
D1-2  5.100 D3-4  6.200  E 2.1500 減点0.30 得点13.150

1つのミスで大きな減点に繋がる。特に団体はDスコアを伸ばすためにどのチームもコラボレーションリスクが間髪入れずに演技に組み込まれている。ミスのないチームがユニバーシアード代表の座に輝くのであろう。まだまだ試合の行方はわからない。

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