新体操W杯ソフィア大会2022レポート1

報告者:新体操強化本部長 村田由香里

2022年4月8日、ブルガリア・ソフィアにてW杯シリーズが開幕した。
日本からは、個人 山田愛乃(イオン/国士舘大学)、団体 フェアリージャパンPOLAが出場した。
喜田純鈴(エンジェルRGカガワ日中/国士館大学)もエントリーしていたが、現地入り後に体調不良で診察を受け、大事には至っていないが調整が間に合わないため棄権となった。

新型コロナ情勢、ルール改正など様々な事情があり、今回のW杯はいつもに比べ出場国、出場人数は少なかったものの、世界での経験が浅い山田選手、また新チームで臨んだ団体にとっては、世界の舞台に立てる大変貴重な経験となった。
W杯初戦、ルール改正後と言うこともあり、どの選手、チームも全体的に仕上がりが悪くミスが目立つ試合となった。

・個人前半種目
山田愛乃はボールのRで一か所落下があったものの、その他で大きく崩れることなく2種目まとめることが出来た。
公式練習を含め淡々と集中した練習を詰められたことで、彼女自身物怖じすることなく演技に挑めたようである。

フープ D 10.7 A 7.7 E 7.9 計26.30
ボール D 9.9 A 6.9 E7.5 計24.30
前半 23位

・団体前半(HOOP5)
新ルールになり新しい作品内容を試行錯誤する中で、彼女たちに見合った作品は何なのか?と言うことを考え挑戦してきたが、今の選手たちの魅力が存分に発揮できるよう、曲、作品を一か月前に変更し今大会に挑んだ。
練習では曲に合った動きにこだわり、作品全体の形が見えるよう選手全員全力で練習してきた。しかしながら、試合の緊張感がある中でも、また投げが少しぶれても怖がらず、強気でやり切る強さまでには至っておらず、手具、徒手難度共にミスが目立つ演技となってしまった。
個人も含め、あらゆる面において伸びしろがある若い選手たちであることから、この経験を存分に生かしこだわってきた作品内容を披露出来るよう挑戦していきたい。

フープ5 D 11.4(Body 4.3 App 7.1) A 6.8 E 4.3 計22.20
前半 5位

出場選手
鈴木歩佳、稲木李菜子、末永柚月、生野風花、中村知花