新体操W杯バクー大会2022レポート2

報告者:新体操強化本部長 村田由香里

4月23日、W杯バクー大会 2日目

【個人競技】
・喜田純鈴
クラブのRにてミスがあったが、素早く取り戻し後に響かず演技をやり切れたのは練習の成果であるように感じる。続くリボンでは落下ミスもなく全体的にクリアに魅せられていたが、コンバイン難度にて操作が不明確になったのは勿体ないミスであった。
今大会ミスが目立つ中で、彼女は既に全体を通し綺麗にそつなくまとめることが出来ている為、今後Aにおいて動きの強弱、スピードの変化、オリジナリティ、そしてDの価値を上げられるかが課題になる。

クラブ D 12.70(Body7.7 App5.0)A 7.55 E 7.80 P0.00 計 28.050
リボン D 12.40(Body8.5 App3.9)A 7.75 E 8.20 P0.00 計 28.300

・山田愛乃
クラブでは試合一本という時の気持ちのコントロールが上手くいかず数回の落下ミスがあり大幅な減点があったものの、リボンでは大きな乱れもなくまとめ上げることができ、彼女の成長と課題がハッキリした試合となった。
今後、ミスをしない演技を実施していくことは勿論のこと、彼女の手足の長さが生かされる身体難度の選択、基本的な身体の使いの徹底、キャラクター付けをどのようにしていくかが大きな課題になる。

クラブ D 10.00(Body6.4 App3.6)A 6.90 E 6.40 P0.00 計 23.300
リボン D 10.00(Body8.0 App2.0)A 7.45 E 7.90 P0.00 計 25.350

【団体競技】
団体としてのまとまり、難度の評価など少しずつの進歩は感じられるが、投げの前の準備動作やさばきの徹底まで至っておらず全体的にミスが目立つ試合となった。このような内容をこなしていては到底メダル争いに食い込むことは出来ない。
しかし、ミスがありながらも8点に近い芸術点が出ていることを考えると、今後オリジナルの技を徹底していくこと、またこの曲に対しあらゆる場面での細かい表現、動きの徹底をしていくことが今後点数を上げるための課題となる。
明日の決勝には2種目とも出場する。

ボール2リボン3 D 12.20(Body6.2 App6.0)A 7.80 E 6.30 P0.00 計 26.300 総合5位
出場選手
鈴木歩佳、竹中七海、稲木李菜子、生野風花、中村知花

 

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