第39回世界新体操選手権大会レポート3

報告者:新体操強化本部長 村田由香里

3日目 団体総合

【リボン3ボール2】
日本はグループA 5番目に登場。
リボン3ボール2からのスタートと言うこともあり、緊張感が漂う状況を想定し練習から臨んできた。
現地での調整も悪くはなく本番をむかえたが、前半から対処する場面が多くなり何とか持ち堪えるといった演技が続いた。
後半、リボンの下を前転で通過する連係において、リボンに足が絡まり3つの連係がノーカウントとなり大きく点数を下げる結果となった。
リボン3ボール2  26.050 (D13.200 A 7.350  E7.350 )

(出場選手)鈴木歩佳、竹中七海、稲木李菜子、生野風花、林美梨香

【フープ】
続くフープ5は1時間後、1種目目のミスを引きずることなくフープの作品に集中し強気で練習に臨むことが出来た。ミスをした怖さではなくやり切りたいと言う強い思いが体から放たれ、エネルギーある演技を披露した。終わった瞬間、観客からも歓声が湧き今シーズン最高の点数を獲得した。
フープ5  33.750 (D17.300 A 8.400  E8.050 )

(出場選手)鈴木歩佳、竹中七海、稲木李菜子、生野風花、中村知花

今大会、上位3位までがオリンピックの権利を獲得出来る大会であった。その目標に向かい日々練習に励んできたが、ミスに泣く結果となってしまった。フープでは上位4位に入る評価をもらえているだけに、両種目とも練習通りの演技が出来ていれば、そう思わずにはいられない。しかし、練習は正直でもある。プレッシャーがかかる一本で微動だにしない正確な演技をする為には、圧倒的な技術、そして安定感(精神力)が必要である。

個人、団体ともに、今一度日本の強化体制、選手育成(選考)を見直していく必要があることを痛感した大会となった。

まずは種目別決勝に向け、更なるレベルアップを図り臨みたい。

【団体総合】
1.ブルガリア
2.イスラエル
3.スペイン
4.イタリア
5.ブラジル
6.メキシコ
7.中国
8.日本

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