第20回アジアジュニア新体操選手権大会レポート①

報告者:新体操強化本部長 村田由香里

5月2~4日、ウズベキスタン・タシケントにおいて、アジアジュニア選手権大会が行われており、個人15ヶ国、団体6ヶ国が参加している。日本からはCSの結果により、井上結愛選手・岡田心佑選手と選抜ジュニア団体チームが出場する。一日目の今日は、チーム対抗・種目別予選のフープ、ボールと、団体総合フープ5が行われた。

<個人競技>
1種目目のフープには井上結愛選手が出場した。強い緊張から、前半の動きやステップに硬さが見えたが、中盤からエネルギーを上げていくことができ、DBやDAにおいて細かい乱れが出てしまった箇所もいくつかあったが、落ち着いて対処をし、最後まで耐えてやり切ることのできた1本であった。
フープ  24.75 ( DB 5.9 DA 3.9 A 7.60 E 7.35 ) 6位

2種目目のボールも同じく、井上結愛選手が出場した。1つめと2つめのリスクは守りに入ってしまい、両手取りとなってしまったが、フープよりも全体を通して、動きの大きさや伸びやかさが見えた1本であった。後半少し慎重になる部分もあったが、そこで焦ることなく最後まで1つ1つの意識を持ちながら踊ることが出来ていたと感じた。今後,曲の細かいニュアンスの表現や空き手の使い方などにもう1つ意識がおけると、演技全体のボリュームや印象が良くなると感じた
ボール  26.40( DB 6.0 DA 4.7 A 7.85 E 7.85 )  5位

<団体総合>
今回のアジアジュニア選手権に向けて結成されたジュニア団体チームが出場したが、合宿期間わずか50日、メンバーがそろって練習できたのは30日にも満たない限られた時間の中で、精度やチーム力を高め、今大会に臨んだ。
初日のフープ5は、試技順最後に登場した。序盤のリスクで1人が落下、その後の連携と交換、ラストの複数投げで投げが短く移動があったが、ジャンプで飛びつくなど動きでカバーを行い、落下を防いだ。初戦で緊張する姿も見られたが、何が起こっても堂々と踊りきるという強い気持ちが見えた演技であった。受けの価値で取り切れていないD得点の伸び悩みや、動きの繋がりがたどたどしくなる部分でのA得点の減点を意識し、大会3日目の種目別決勝に備えたい。

大会2日目は、クラブ10(2組5セット)の種目に出場する。
ジュニアチームらしい、明るくリズミカルな楽曲に合わせ、最後まで全力で踊り切りたい。
フープ5 27.05(DB 5.7 DA 7.9 A 7.10 E 6.35) 3位
【出場選手】
田中友菜、松田藍、真嶋あのん、三好初音、眞鍋凛

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