第31回全日本ジュニア新体操選手権レポート②

報告者:

Chacott CHAMPIONSHIPS第31回全日本ジュニア新体操選手権大会

平成25年10月19日(土)男女個人総合

【女子個人レポート】曽我部美佳

10月18・19日の2日間にわたり行われた個人総合では、喜田純鈴選手(エンジェルRGカガワ日中)が優勝に輝いた。中学1年生ながら、身体能力の高さ・手具操作の技術もたいへん優れており、特にクラブでは冒頭からリスキーな投げ技を次々と成功させ、今大会唯一の15点台にのせ、全種目トップの完全優勝を果たした。
接戦だった2位争いは、リボンで大きなミスが出てしまったが、他の3種目では安定した演技を見せた横山あかね選手(飛行船新体操クラブ)が競り勝った。体の軸が非常に良く、ローテーションの難度では、3~4回の回転を安定して実施し、観客の拍手を誘っていた。

3位には喜田選手と同じ中学1年生の柴山瑠莉子選手(イオン)が入った。難度や手具操作も丁寧で表情も良く、フープやクラブでは音楽と一体となったダンサブルな演技を見せた。

最終種目のクラブでのミスが響き4位となった鈴木歩佳選手(NPOぎふ新体操クラブ)も、多彩な手具操作に挑戦し、非常に勢いのあったリボンの演技では、喜多選手と同点優勝を果たす健闘を見せた。

今大会では、選手全体に四肢を美しくしようとする意識は定着したように感じたが、その反面、上半身の動きが非常にかたく、全体的に伸びやかさに欠ける感があった。

リズミカルなステップも、足の動きにとらわれている選手が多く、大きな移動や背骨の動きが伴われていないため、どうしてもスケールが小さく見えてしまう。

まっすぐなラインばかりではなく、ななめのラインや曲線、回旋など、もう少し上半身を自由にしなやかに動かせるようになると、演技の幅も広がり、大きさ・深みが出てくるのではないかと感じる。

ジュニアの時代から身体全体を使い、アクセントやリズムのある大きな伸びやかな動きを心がけてほしい。

喜田純鈴写真優勝 喜田純鈴選手

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