2009世界体操現地レポート・女子本会場練習

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 現地12日、女子本会場練習が始まった。日本女子は、2班に大島杏子(朝日生命体操クラブ)と新竹優子(羽衣学園高校)、3班に上村美揮(朝日生命体操クラブ)、4班に鶴見虹子(同)がそれぞれ集中して調整を行った。
 大島はゆか、段違い平行棒の2種目の練習を実施。ゆかの通しでは最後の着地でミスを出したが、その後、分習で確認を行った。段違い平行棒も丁寧に倒立を決め、余裕のあるさばきでまとめた。
 新竹は平均台のみの実施。練習では大過失なく通し、安定感をアピールした。通常、国内大会では4種目演技する試合しかないが、今回の種目別のように1種目だけになると、これまで経験したことのない緊張があり、それを克服する集中力が必要となる。次の成長のためのいい経験になるよう期待したい。
 上村は個人総合出場と跳馬の種目別に挑む。それぞれ一つ一つの技をじっくり確認しながら本会場練習を終えた。
 鶴見も個人総合出場でゆかからスタート。通し練習では、宙返り連続の着地においてバランスを崩したがその後は立て直し、最後の着地を決めた。ミスした部分をしっかり確認し、跳馬へ。跳馬ではロンダート宙返りを入念に確認し、ユルチェンコ1回ひねりを実施。段違い平行棒、平均台ともにポイントを確認し、本会場練習を終えた。
 団体戦と異なり、個人戦は各選手の力のみが試される。女子は14日に本番を迎えるが、それぞれの力を出し切れるよう応援をお願いしたい。
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