スポーツ選手活用体力向上事業報告:富山

1)講師 水島宏一
2)場所 富山県上市町立陽南小学校
3)期日 平成24年11月8日
4)対象 1学年6名、2学年10名、3学年13名、4学年7名、5学年13名、6学年3名 計52名
5)趣旨 
 とても運動好きな子どもたちであるが、体の柔軟性がやや劣っており、うまく自分の体を使いこなせない。日常生活では、あまり体験できない動きを学ぶことは、学校体育活動としても意義があり、本事業を通して、できた喜びを味わい、進んで運動しようとする意欲を育てていきたい。
6)事業内容
 スポーツの楽しさについて講話をした後,1年生~3年生,4年生~6年生というように2グループに分けて,それぞれ鉄棒の指導を行った。この学校では,体力向上のために月間運動を行っていた。11月は鉄棒を体力向上のために行っていて,本事業でさらに鉄棒で技いろいろな技を指導して欲しいと依頼された。内容は,上がり技(膝かけ振り上がり・逆上がり),支持回転技(前方支持回転),下り技(前回り下り)を指導した。体力向上のために鉄棒を行っていることもあり,低学年の子どもたちも非常に鉄棒になれており,予想以上に鉄棒の技ができていた。この状況を見て,1年生~3年生には鉄棒遊びと前回り下りを指導した。前回り下りでは,非常に回転することが上手く,もう少しで前方支持回転ができそうな子どももいた。4年生~6年生には,上がり技(膝かけ振り上がり・膝掛け上がり・逆上がり),支持回転技(前方支持回転・後方支持回転),下り技(片足踏み越し下り・前回り下り)を指導した。これらの技の中でもっとも苦労していたのは,前方支持回転であった。しかし,鉄棒になれていることもあり,どんどん挑戦してできるようになった子やもう少しでできそうな子が増え,活発に活動していた。
7)報告・感想
 非常に元気な子どもたちで,自分自身に限界を設定することなく,のびのびと運動をしていた。このような子どもに育つのは,教育環境がそうさせるのではないかと思うくらいに,校庭だけでなく体育館が本当に広く,思いっきり体を動かすことができ,ストレスなく勉強にも取り組めるからだと強く感じた。