第35回世界トランポリン:団体女子金メダル (2連覇)・男子銀メダル

「第35回世界トランポリン競技選手権大会が、11月18日 (木) 〜 21日 (日) までアゼルバイジャン・バクー (ナショナル ジムナスティックス アリーナ) にて行われており、女子は2019年東京大会に続く金メダルを獲得し2連覇、男子は予選の順位をキープし、2017年開催の第32回大会から7年ぶりで銀メダルを獲得した。

団体金メダル:佐竹玲奈 太村成見 森ひかる 高木裕美

団体銀メダル:野村綾之介 堺亮介 海野大透 西岡隆成

女子は第1演技者の佐竹玲奈 (東栄工業) が確実な演技で54.130をマーク。続く森ひかる (金沢学院大学クラブ) が世界チャンピオンの貫禄で55.555をたたきだし着実に点数を積み上げた。最終演技者となった高木裕美 (金沢学院大学クラブ) はプレッシャーをものともせず、個人予選を上回る54.560で演技を終えた。予選トップ通過の中国の選手が団体戦最終演技者であったが、日本の得点を超えられず、この時点で金メダルが確定した。

一方男子は、東京五輪代表の堺亮介 (バンダイナムコアミューズメント) が先陣を切り、多少乱れたものの57.655。続いて、海野大透 (静岡産業大学クラブ) は安定した余裕のある演技で60.500をマークし、2019年東京大会では決勝でDNS (181秒を超えると0点扱いとなるルール) という苦い思い出を払拭した。日本の最終演技者となった高校3年生の西岡隆成 (キタイスポーツクラブ) は、全日本選手権2連覇という実力通り60.270をマーク。着実に得点を積み上げたが、強豪ベラルーシを上回ることができず銀メダルとなった。

団体戦は4名で予選を戦い、第1自由演技、第2自由演技それぞれの上位3名の点数を加算し、上位5チームが決勝に進む。決勝は予選に出場した4名から3名を選抜。0点スタートで演技を行い、3名の得点すべてが加算されるが、1名でも失敗すればメダルには手が届かないという厳しい戦いとなる。

男子団体メンバー
堺亮介 (バンダイナムコアミューズメント)*
野村綾之介 (金沢学院大学クラブ)
海野大透 (静岡産業大学クラブ)*
西岡隆成 (キタイスポーツクラブ)*

女子団体メンバー
佐竹玲奈 (東栄工業)*
太村成見 (相好トランポリンクラブ)
森ひかる (金沢学院大学クラブ)*
高木裕美 (金沢学院大学クラブ)*
* 決勝メンバー

大会情報:https://live.gymnastics.sport/news.php?idevent=16136
11月20日 (土) 個人競技セミファイナル・シンクロナイズド競技決勝
11月21日 (日) 個人競技決勝