トランポリン女子 団体金に続き “シンクロナイズド銀メダル!“

11月20日 (土) アゼルバイジャン・バクーで開催されている「第35回世界トランポリン競技選手権大会」において、昨日の女子団体金メダルに続き、太村成見 (相好トランポリンクラブ) と 森ひかる (金沢学院大学クラブ) のペアが、女子としては2019年東京大会で岸・高木ペアが予選でマークした49.820に続く49.630をマークし銀メダルに輝いた。

最高の演技をしたものの、強豪中国におよばず遠慮気味の太村と森

強豪中国との差はわずか0.56。中国との難度差が1.6点あるにもかかわらず、移動点は9.8点 (10点満点)をマーク。さらにシンクロナイズド競技特有の同調性については、決勝8ペアの中でダントツの19.280点 (20点満点) をたたきだし、これぞシンクロナイズド競技という演技を披露した。

シンクロナイズド競技では、同じ技を同じ姿勢で行うこと、相手の高さにお互いが合わせること、さらに移動せず安定した演技を行う必要がある難しい競技となっているが、中盤から高さが多少落ちる太村に対し、森が太村の演技を予測し高さを合わせ、10種目すべてでほぼズレのないパフォーマンスを見せた。

日本女子のシンクロナイズドは、第33回ロシア大会で「宇山・森ペア」、第34回東京大会「岸・高木ペア」が共に金メダルを獲得しているため、3連覇は逃したものの、女子として過去最高点をマークしたことは日本女子トランポリン界にとって非常に価値のある銀メダルとなった。